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便秘ってなんでおこるの?

便秘って?

○便秘とは、排便の間隔が空きすぎて良好な状態で便が出ないこと
通常、1日〜1日半に1回程度排便があれば、排便リズムは正常と考えていいでしょう。
しかし、排便のリズムにはかなり個人差があるので、
このリズムで排便がないからといって必ずしも便秘というわけではありません。
たとえば、2日に1回しか排便はないけれどスムーズに排便でき、残便感や不快な症状がなければ、
その人の体にとっては2日に1回の排便がよいリズムなんだと判断できます。




□便秘CHECK!!

CHECK‼  □便秘の間隔が3日以上空く
     □排便したのにまだ出る感じがする
     □なんとなく、いつもおなかが重い
     □便意は感じるのに、かなりいきまないと出ない
     □便がうさぎの糞のようにコロコロ


これらのうち、ひとつでも当てはまったら便秘です。
便通はデリケートなものなので、
食生活の乱れやストレスなどすぐ影響を受け、
リズムや状態が乱れます。そのため、現代は大人も子供も便秘の人が増えているのです。

便秘の種類

❶弛緩性便秘:腸蠕動運動の低下により、便の通過が遅延することで起こる。便が停滞している間に水分が腸に吸収されるため、便が硬くなる

❷けいれん性便秘:副交感神経の緊張が高まり、けいれんにより腸が収縮することで起こる。便秘と下痢を繰り返すことや兎の糞のようにコロコロした便が特徴。

❸直腸性便秘:直腸に便がたまっても便意が起きにくくなることで起こる。排便困難感や残便感がみられる。

❹器質性便秘:腫瘍や癒着などで腸内が塞がっている、あるいは狭くなっていることによって起こる。排ガスの停止や嘔吐の出現、腹痛などがみられ

便秘の身体への影響

腸内細菌叢(腸内フローラ)が免疫能を高める、感染防御、消化吸収の援助、ビタミン合成、腸管運動を促進させるなど身体を守っています。善玉菌からなる正常腸内細菌叢が破壊されると、肌荒れや疲労感、アレルギー、口臭、がんなどの原因にもなりえます。便が長期間、腸内に留まると、食欲低下、腹部膨満感だけでなく、腸内細菌叢に悪影響を及ぼし、大腸がんなどを誘発する発がん物質、発がん促進物質、アンモニアなどの有害物質を発生各種の疾患を引き起こすと考えられています。